自社のパターンを考える in KRAYさん
どうも、フルなんとか総務のぷぽです(・ω・)ノ9月に社内Ruby勉強会にKRAYさんをお呼びした際、「うちにも来てください!」と言っていただいてから早1ヶ月、ついに訪問する事が出来ました。
今回は、勉強会の際にもご紹介いただいた「パターン・ランゲージを応用して、自社のパターンを考える活動」を見学させていただきました!
「パターン・ランゲージって何?」「具体的にどんな事を言うの?」という方は、是非吉岡さんが書かれたブログ「チームの暗黙知を活かし創造を支援するパターン・ランゲージ」をご覧下さい。
当日の流れは以下の通りです。
- 活動の背景紹介
- パターンを考えるときのコツ・注意点の話
- KRAYパターンを考察する
- Val側から感想
活動を始めた背景
元々、吉岡さんがパターン・ランゲージに興味があり、
「会社で役に立ちそうだ」と思って提案したそうです。
なんと、この活動はほぼ毎週半年程続けていらっしゃるそうです!
特に、完成したパターンを社外公開する事によって
- 自社のパターンに共感した人から仕事が貰えるようになる
- 自社のパターンに合った人材を採用できるようになる
丁度 「自社の真の特徴を知らなければ、人を採用する事も出来ない。」
と考えていたので、そういう意味でも大変有効な取り組みだと感じました。
- 同じ認識をもっているようで、突き詰めていくと個々人で微妙なズレがある
- それを共有・すり合わせることによって、一つの共通認識とする
...正直、この辺のお話は耳が痛かったですね。意識統一、大事です。
パターンを考えるコツ
吉岡さんはパターン・ランゲージで有名な 「井庭崇」先生の研究会にも
参加されているという事で、その経験などからコツを教えていただきました。
KRAYさんでは「Pattern Writing Sheet」を使用していたのですが、
特に「各項目の関連性」が重要のようです。
また、特に印象に残っているのは 「1つの事象が解決したとしても、それによって同じくらいの問題が発生するならば、それはパターンにする価値はない」ということです。
確かに「AをすればBの問題は解決するけれど、Cという問題が発生する」となれば、元も子もないですよね。よって、パターンというものは2つ以上の問題が解決する事が好ましいそうです。ふむふむ、勉強になります。
そしてワークショップ
まず前提として、以下の活動をされてきたそうです。
- 自社の特色や良いところを付箋に書き出す
- その内容を精査し、カテゴリ分けをする(仮パターンの作成)
- 仮パターンをあらかじめ社員が「Pattern Writing Sheet」にまとめる
この日は、その「Pattern Writing Sheet」の内容を詰めていく活動を行いました。
- あらかじめ社員の一人がシートに下書きしたものを黙読する
- 疑問点や修正案などがあればその都度コメントする
- 上記を、一つのパターンに対して5分で行う
KRAYさんのパターンとはいえ、「前述の注意点に沿っているか」「各項目の整合性がとれているか」などを考えながら実践できたので、より理解が深まりました。
細かい内容には触れられませんが、「確かにクレイさんはそんなイメージだなぁ」というパターンもあり、非常に面白かったです。
私も遠慮気味にご意見させていただきましたが、「参考になった」と言っていただけて大変光栄でした!確かに、自分では気付けない魅力というのもありますし、外の人の意見を聞くというのも良いアイディアですね。
最後に
一人の社員が「良い」と言った事を、皆さんが熱量を持って取り組まれているのは素晴らしいなと思いました。自分が「良い」と思った事をアウトプットして社員全員を巻き込める吉岡さんと、その提案をそれぞれ自分事にしている皆さんには本当に感銘を受けます。普段はどうしても嫌なところ・ダメなところに目がいってしまいますが、自分たちと真剣に向き合い、良いところや強みを共通認識とするって素敵ですね。
1時間ちょっとという短い間でしたが、この時間に様々な「学び」がありました。
当社でやるにはちょっと大変そうなので、チームやプロダクトごとに切り分けてやっても面白そうだと思います。(その場合なら「コラボレーションパターン」が参考になるかもとの事でした!)
実はメンバー入れ替わりで2週連続お邪魔させていただき、各メンバーも「いい経験ができた」と話していました。しかし、概要の二重説明等ご負担をかけてしまいまい、KRAYさんからもらうことばかりなので、弊社も何か価値を提供できたらなぁと考えています。社内では別途、見学に行ったメンバーでの意見交換や、その他社内共有みたいなのもやってみたいですね(`・ω・´)
今後ともこれに懲りずに、お互い利益になる交流をさせて頂けたら幸いです。
KRAYの皆さま、本当に、本当に、ありがとうございました!
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