難読駅クイズを作ってみた
こんな称号を頂いておりますが、本職はいちおうエンジニアをやっております。
普段から業務の関係で「駅すぱあと」のデータに触ることが多いのですが、私には以前から気になるデータがありました。
それは、難読駅データ。
「駅すぱあと」には当然のことながら駅のデータが大量にあるのですが、それをよーく見ると駅ごとに「難読」かどうかを判定するためのデータが含まれていたんですねえ。
↑ なんかこんな感じ
しかし、こんなデータ「駅すぱあと」にあったっけ……。今まで駅すぱあとに携わってきたけど、これが使われているような機能は1回も見たことがない……。
そこである日、長年に渡り「駅すぱあと」を支え続けてきた重鎮社員にこの疑問をぶつけてみました。
ス:この「難読駅」っていうデータって何かに使われているんですか?
重:ああ、これは何にも使ってない。昔そういうのを本で見かけて「じゃあデータ入れてみるか」って言ってとりあえず入れてみたんだよね。
ス:なるほど。じゃあ今までこれが使われたことっていうのは……
重:ないんじゃないかなあ。
(会話の内容は適度に脚色を加えています)
なんと、未だかつて使われたことが(多分)ないとのこと。
まあ確かにこのデータを何に生かすのかというと、なかなか難しいところもあるのですが、なんとなくもったいないなあと思いながら日々を過ごしていたのでした。
折しもそんな中、私の所属するチームで「開発合宿をやろう」という話が立ち上がりました。
このへんの経緯は過去の投稿をごらんください。
このへんの経緯は過去の投稿をごらんください。
1.5日ぐらいで何か作るというルールで、はてさて一体何を作ったらいいものやら……
なんか「駅すぱあと」に絡んだものを作りたいなあ……
「駅すぱあと」に絡んだ何か……そういえばあの難読駅データ……
なんかクイズとかなら1日ぐらいでも作れるんじゃ……
うん、これだ!
ということで、これまで全く使われてこなかったデータに光を当てるべく、「難読駅クイズ」を作ることにしてみたのでした。
ということでできあがったものはこんな感じです。
↑ 極限までシンプルなタイトル画面
↑ 10問出題されるので、10秒以内に読みを回答
↑ 全部終わると結果画面。間違えても答えを教えてくれないスパルタ仕様
という内容です。めっちゃシンプル。
JavaScriptのゲーム制作ライブラリを使って開発したので、ブラウザで遊ぶことができます。
難読というだけあって、鉄道や地理に詳しくないととても難しい問題が勢揃いです。ていうか詳しくても難しいです。
鉄道ファンの私は、個人的に難読駅や難読地名はとても興味があります。
普段なら何も思わず通りすぎるような駅でも、駅の名前が難しいとそれだけで印象に残りますし、なんでこんな地名になったんだろうと思いを馳せたり調べたりするのも楽しかったりします。
今回作ったクイズで、そんな難読駅にちょっとでも興味をもっていただけたらと思います。
で、作ったゲームを社員にやってもらったところ、あまりの無理ゲーっぷりにそれなりに盛り上がりました。
ただ、ゲーム自体は特に演出やゲームバランスを調整したわけでもなく、プロトタイプの域を脱しない状態でどうしたもんかなあという感じになっていました。
そんな感じでしばらく放置状態だったのですが、最近になってちょっと動きがありました。
その内容は……また次回! 次回:「駅すぱあとWebサービス for Unity」で真のNandokuを作ってみた