【新人が】IoT扇風機【作ってみた】

2018年5月18日金曜日 enomi

お初にお目にかかります。4月に入社しました、enomiです。
新人研修ブログ第4弾となりました本記事は、API Technology Dept.の部署体験研修にて、私が作成した"IoT扇風機"についてです。





IoT扇風機って何?

その名の通り、IoTな扇風機です。
なんと、Slackに「扇風機つけて」とPOSTすると起動してくれます。
「扇風機」と投げやりな命令をPOSTしても文句も言わずに起動してくれるいい子です。

四角いデバイスが電源ボタンをpushします

実はこの扇風機、正しくはごく普通だった扇風機をIoT化した、大変スマートな扇風機です。
様々なツールを駆使することでIoT化させた、その経緯を次にお話ししていこうと思います。


なぜIoT扇風機を作るに至ったか

テレビやネットでも話題が出始めて久しいIoT家電。喋るオーブンだとかロボット掃除機だとか、一度は見聞きしたことがあると思います。手頃な価格で手に入れることができるものもどんどん増えてきました。近未来感があって心躍りますね。私は躍ります。
そんなスマートなIoT家電ですが、実際に自宅や職場にあるよ!という方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。未だにIoTじゃない普通の家電が身近で唸りを上げているという方、少なくはないと思います。
API Technology Dept.も例に漏れず。
空調の効きがあまりよろしくない場所に居を構えるAPI Technology Dept.では、毎年暑い時期になると冷房の他に扇風機が出動します。冷房から来た冷たい空気をうまく循環させ、より良い作業環境にするためです
その扇風機がこちらです。


スマート家電ではない普通の扇風機


いたって普通の扇風機です(でも地味にBALMUDA製です)。
これは扇風機本体のスイッチか、小さなリモコンで動かすことができます。
ここで問題です。このいたって普通な扇風機に不満が出ていました。さてそれはどのような内容でしょうか。

正解は…「つけに行くのが面倒」

家電あるあるですね。つけに行くのめんどくさい。動きたくない。
先ほど、この扇風機は本体のスイッチか、小さなリモコンで動かすことができると言いました。し
かし、リモコンは一つしかありません。しかも、遠くからだと反応しないのです。
扇風機を使いたい人はたくさんいます。席の近い遠いも様々です。
たかが扇風機、されど扇風機。仕事場の環境が良くないと、仕事自体の能率も下がってしまいます。深刻な課題でした。
この課題を解決する方法として考案されたのが、扇風機のIoT化。ツールを使ってただの扇風機をIoT扇風機にし、自席で、簡単に扇風機がつけられるようにしよう!というものでした。


IoT扇風機を作ってみた

連携したサービスは以下の3つです。

・Slack
多くのAPIが用意されており、外部サービスとの連携が簡単に出来ることが特徴的なチャットサービスです。ヴァル研究所では、全社でSlackを導入しています。
https://slack.com/intl/ja-jp

・SwichBot
物理的なスイッチを押すためのリモートロボットです。
別売りの「SwichBot Hub」を使えば、IFTTTと連携することができます。

・IFTTT
ノンプログラミングでWebサービス同士を連携できるサービスです。

他、以下の材料を使いました。

・ごく普通の扇風機:1台 ・木の棒    :3本(別のもので代用可) ・養生テープ :必要に応じた長さ(別のもので代用可) ・楽しむ気持ち :たくさん

Slackの任意のチャンネルに「扇風機(つけて)」とPOSTすると、その文字列にSlackのインテグレーション(Outgoing Webhooks)が反応し、Web Hooksを利用した指定URLを返します。
そのURLがトリガーとなり、SwichBotを動かして扇風機のスイッチを押す。という仕組みです。


関係図は以下の通りです。



作り方はこちらになります。
  1. 扇風機本体のスイッチ部分に養生テープや木の棒をうまく使い、swich botを取り付ける
  2. SwitchBotのアプリとSwichBotをBluetoothでつなぐ
  3. SwitchBotアプリとSwichBot HubをWi-Fiでつなぐ
  4. IFTTTにて「Web HooksをトリガーにしてSwichBotを動かす」というレシピを作成
  5. Slackのインテグレーション「Outgoing Webhooks」にて、監視チャンネルや反応文字列の入力、Web Hooks URLを利用する設定を行う
  6. (5と同じ)Web Hooks URLを用いて、IFTTTにて「Web Hooksをトリガーにしてslackの指定チャンネルにお好みの文字列(例:「扇風機をつけたよ」)をPOSTする」というレシピを作成
  7. 動作確認をして完成!

今後の進展

IoT扇風機は、今の仕組みではできないことが2つあります。1つ目は扇風機が今ついてるのか消えているのかという情報はどこからも取得できないということ。2つ目は扇風機の風量や首振りなどはコントロールできないということ。これらについては今後の課題となります。(できるだけ楽しんで、)より効率よく便利にするためのTipsを、今後の研修や仕事、学びを通して得ていきたいと思っています。


まとめ

今回、様々なツールを駆使し、普通の扇風機をIoT化させるということを経て、仕事環境の改善と効率化を目指しました。人員や能力だけでなく「仕事場の環境」も、より良いプロダクトの制作には必須であると知ることができました。また、ツールや先人の知恵を駆使し、アイデアを捻り出して何かを完成させることの達成感と楽しさを感じることができました。
弊社を訪れた際には「IoT扇風機」ぜひご覧ください!